住所を緯度経度に変換してみよう!-地理院地図編-
お手元にある住所情報付きのデータを地図サービスで可視化してみましょう!
この記事を読んでわかること
- 住所を緯度経度に変換する方法(前編)
住所を緯度経度に変換
前編記事で、住所が分かっているデータに対して緯度経度を付与する方法を解説しました。今回は、別の方法で緯度経度への変換を行ってみます。
地理院地図にアクセス
地理院地図はその名の通り日本の国土地理院が公開するWeb地図サービスです。国土地理院が測量・公表している地図が見られるだけでなく、その地図上で作図や他データの重ね合わせができるなど、地図・地理を学ぶうえでも役立つ充実したサイトです。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-5-1024x596.jpg)
なお、本記事中に掲載する地図画像は、いずれも国土地理院ウェブサイトを出典としており、「国土地理院コンテンツ利用規約(https://www.gsi.go.jp/kikakuchousei/kikakuchousei40182.html)」に則って使用をしています。地理院地図の利用にあたっては、いくつかルールがあるため必ず規約をご確認ください。
CSV取り込み&可視化
地理院地図 右上の「ツール」→「作図・ファイル」を選択します。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-5.png)
「作図・ファイル」のポップアップが出てくるので、「ファイルからデータを読込」を選択
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-7-1024x379.png)
ここに前回記事で使用したCSVファイルを読込ませます。「読込を開始」を選択。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-8-1024x537.jpg)
住所列を選択し「上記の内容で読込開始」を選択。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-8.png)
すると…地図上に住所をもとにアイコン:●が出現!
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-9-1024x598.jpg)
緯度経度付ファイルの出力方法
保存したい情報(今回の場合はsample.csv)を選択したのち、「選択している情報をまとめてGISデータとして保存」を選択。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-9-1-1024x488.jpg)
ファイル形式を選択して保存。今回はGeojson形式で保存。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-11-1024x695.jpg)
ダウンロードされる。
![](https://lonlat.info/wp-content/uploads/2022/10/image-11.png)
まとめ
実はこのサービスも、以前の記事で紹介した東大CSISが協力している。ただ今回のほうが地理院地図に可視化しながら処理できる点が良いですね。
ただデータ量が増えたときや、可視化のプロセスが必要ないとき、CSVで出力したいときは以前の記事の手法を利用するほうがよいでしょう。
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